サントリーが非上場の理由
サントリーって日本企業の中でも、トップ企業ですよね。
そんなサントリー、実は上場していません。
新浪剛社長が社長に就任するまでは、ずっと一族経営を守り抜いてきました。
長年赤字事業だったビール事業が黒字化したのもここ最近の話。
45年間赤字だったのにも関わらず、事業は継続、2008年に黒字化してからは順調です。
プレミアムモルツで高級路線のビールで黒字化できました。
45年も長期間赤字事業を続けるなど、上場会社であれば、
株主に何を言われるか目に見えており、10年も継続できないでしょう。
サントリーは”やってみなはれ”精神を維持する為に、上場しなかったと言います。
ビーム社を買収する際でも、親会社は上場させず、
子会社の方のサントリー食品インターナショナルを上場させました。
製造を開始してから熟成に時間がかかるので、販売するまでに数年かかります。
投資家にとっては、投資回収期間が長いのはリスクですよね。
サントリー側からしても、上場させないのはそういった配慮もあるようです。
サントリー食品インターナショナルの株価を覗きに行くと、
ちょうど4300円台前半と年初来最安値付近となっていました。
何か悪材料があったのかと色々と調べましたが、はっきりとしたものは出てきません。
今だと韓国リスク、冷夏といった点が挙げられます。
韓国では低アルコール飲料の「ほろよい」が人気のようですが、
韓国内で勃発している日本製品不買運動にどれほどの影響が出るでしょうか。
また、冷夏といった点では、確かに清涼飲料水の売り上げに直結しそうです。
今日時点で、今年最多の695地点で真夏日を観測というニュースもあり、
ここからの巻き上げに期待したいところですね。
直感が大きいですが、このまま下げ続けるとはあまり考えられませんし、
購入候補に入れてみるのもありかなと思っています。